外壁リフォームの種類と費用はいくら?平屋の足場代も解説

離れ・増築・リフォーム

室内をいくらキレイにしていても、「外壁」が汚れていたり劣化していたりすると良くないイメージを持たれてしまいます。

では、マイホームである平屋のイメージ低下を避けるために、外壁をリフォームするにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?

外壁リフォームの種類

平屋の外壁をリフォームするのにかかる費用の前に、外壁リフォームの種類について説明しておきます。どの方法でリフォームするかで、必要な費用も変わってくるからです。

「外壁塗装」

外壁材はそのまま残して、塗料を塗り直すリフォーム方法です。外壁リフォームの中で一番費用が抑えられる方法で、キズの修復など補修工事も同時に行うので外壁機能の回復も多少は期待できます。

しかし外壁材はそのままですから、劣化による外壁機能の低下を回復させることはできません。外壁リフォームと言うよりは、外壁塗装は「外壁のメンテナンス」と言った方が意味合い的には近いかもしれないです。

「カバー工法」

外壁塗装と同じように既存の外壁材はそのまま残し、その上から防水シートと新しい屋根材を施工する方法です。既存の外壁材は残るものの、上から新しい外壁材を貼り付けるので、外壁材の劣化による機能低下を回復させる効果が期待できます。

既存の外壁材を撤去しないため廃棄物の量が少なく、施工の手間も省けることから、外壁塗装よりは嵩むものの費用を多少抑えられます。ただし、外壁材が二重になるため建物自体の重量が増え、地震の揺れによって受ける影響が多くなってしまうのです。

「張り替え」

既存の外壁材を剥がして、新しい外壁材に張り替える方法です。

既存の外壁材を剥がしますから、外壁材の内側にトラブルが発生している場合にも対応できます。外壁の表面だけでなく内側の問題にも対応できるので、住宅自体の寿命を延ばす効果も張り替えにはあります。

ただ、既存の外壁材を剥がすという作業が必要なため、外壁塗装はもちろんカバー工法よりも費用が嵩む可能性が高いです。さらに、剥がした外壁材は産業廃棄物として適切に処分しなければならず、その分の費用も嵩みます。

定期的に外壁塗装によるメンテナンスを行い、外壁材が耐用年数を超えて劣化してきたらカバー工法や張り替えでリフォームを行うといった感じでしょうか。

外壁リフォームの費用

それぞれの方法ごとに、外壁リフォームにかかる費用を詳しく見ていきます。

外壁塗装の費用

まず外壁塗装の費用ですが、30坪平屋の場合は大体50万円から100万円といったところです。

外壁塗装の工程としては、まず「足場」を設置して、古くなった塗料や汚れなどを「高圧洗浄」で洗い流します。新しい塗料がしっかりと付着するように「下地処理」を行い、必要なところ以外に塗料が付かないように「養生」を行います。

下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りもしくは下塗りと上塗りの2回塗りを行い、塗り漏れが無いか点検して、清掃と養生・足場を撤去して完了です。

足場が大体10万円から15万円程度、高圧洗浄が1.5万円から2.5万円前後、塗料に20万円から25万円必要です。人件費や養生を含めたその他諸々が20万円から30万円程度となります。

外壁塗装に使う塗料にも種類があり、耐久性や機能性の高い塗料だと費用が嵩む可能性があります。

カバー工法の費用

既存の外壁材の上に新しい外壁材を貼り付けるカバー工法の費用は、30坪平屋で100万円から200万円といったところです。外壁塗装の費用の2~2.5倍程度が目安となります。

カバー工法の工程は、まず足場を組み、給湯器など外壁に取り付けられている設備や機器を取り外します。シーリングの補修や打ち増しなど「下地調整」を行って、外壁全体に新しい「防水シート」を張り付けます。

外壁材を取り付けるための「胴縁下地」を取り付け、新しい「外壁材」を張り付けるのです。外壁の端や屋根との際など新しい外壁材が張り付けられない部分には、「塗装」を施します。

新しい外壁材の目地にシーリングを打設したら、後は点検と清掃、足場の撤去で完了です。

足場の設置に10万円前後、下地調整に15万円前後、防水シートに15万円から20万円、胴縁下地の取り付けにも15万円から20万円程度かかります。新しい外壁材の張り付けに80万円から130万円程度、仕上げのシーリングなどその他諸々に10万円から30万円といったところです。

カバー工法では、比較的軽い外壁材である「金属サイディング」が使われますが、その種類によっては費用がもう少し嵩む可能性もあります。

張り替えの費用

既存の外壁材を剥がして新しい外壁材を張り付ける張り替えの費用は、200万円から300万円程度といったところです。

張り替えでも、外壁塗装やカバー工法と同様に、足場を設置するところから始まります。給湯器など外壁に設置されている設備や機器を取り外して、外壁材を剥がす時にホコリなどが飛散しないよう養生しておきます。

既存の外壁材を剥がしたら、新しい防水シートを張り付けて、外壁材を固定する胴縁下地を取り付けるのです。新しい外壁材を取り付けたら、目地にシーリングを打設、張り替えられない部分には塗装を施し、点検・清掃して足場を撤去したら終了です。

足場の設置と養生にそれぞれ10万円前後、防水シートと胴縁下地にそれぞれ15万円から20万円の費用がかかります。新しい外壁材の調達に50万円から100万円程度、仕上げのシーリング材や作業代などその他諸々が50万円程度となります。

張り替えではカバー工法よりも外壁材の選択肢が多いですから、新しい外壁材の調達費がもっと嵩むことも十分に考えられるのです。

平屋の外壁リフォームに足場は必要?

外壁塗装でもカバー工法でも張り替えでも「足場」の設置費用が計上されていますが、平屋の外壁リフォームに足場は必要なのでしょうか?

2階建ての外壁リフォームに足場は必要なのは素人でも分かりますが、平屋なら脚立や梯子を使えば足場無しでも作業できそうに素人目には見えます。

結論から言うと、平屋の外壁リフォームでも足場は必要です。

「労働安全衛生法上」の問題

1つには労働安全衛生法で「高さ2m以上の場所での作業には足場が必要」と定めれていることが挙げられます。

建築基準法で住宅の居室の天井高は2.1m以上と定められていますし、各ハウスメーカー・工務店の標準的な天井高は2.4m程度となっています。平屋であっても、屋根の施工はもちろん外壁の施工でも2m以上の高さの場所で作業することがあるので足場は必要なのです。

「作業効率」の問題

平屋の外壁リフォームでは、作業員は高さ2m以上の場所に行かなくて作業できます。脚立や梯子を1mちょっと昇って腕を伸ばせば、平屋の外壁のほぼ全てカバーできるので、足場が無くてもOKなケースもあります。

ただ、塗装や外壁材の張り付けなどの作業では、垂直方向だけでなく水平方向にも移動しなければいけません。脚立や梯子だと、水平方向に移動するのに一旦降りて脚立や梯子を動かして、再度昇るといったことが必要です。

また、塗料や外壁材などの部材を持って脚立や梯子は昇れないので、昇ってから部材を手渡してもらわないといけないのです。

足場があれば水平移動するのに一旦降りなくて良いですし、部材も足場の上に置いておけます。足場がある方が圧倒的に作業効率が良いので、結果的に施工期間が短くなって費用が抑えられることになります。

「飛散防止シート」の設置

宅建設の現場などを見ると足場の外側にシートが張ってありますが、これが飛散防止シートです。

高圧洗浄の水や塗料が飛ぶこともありますし、既存の外壁材を剥がす時にはホコリも出ますし、細かい破片が飛ぶこともあります。飛散防止シートを張っておくことで、水や塗料、ホコリ、細かい破片などが近隣に飛び散るのを防げます。

水やホコリぐらいなら大きな問題は無いかもしれませんが、塗料が隣家の壁や車に付着したら大変です。そうした近隣トラブルを防ぐためにも飛散防止シートの設置は必要で、飛散防止シートを設置するには足場が必要となります。

30坪平屋の場合、足場の設置・撤去にかかる費用は10万円から15万円といったところです。足場を設置することで、全体のリフォーム費用が安くなる、近隣とのトラブルも防げると考えると10万円から15万円ぐらいは安いのではないでしょうか。

【リアルな経験エピソード】外壁リフォームの賢い選び方

高校時代の友人が、築25年の実家の外壁リフォームを行った際の実体験です。彼は当初、一番安く済む「外壁塗装」だけを検討していました。しかし、業者に点検してもらったところ、下地まで傷みが進んでおり、塗装では対応できないことが判明したそうです。結果的に、既存の壁の上に新しい壁を重ねる「カバー工法」を選ぶことになりました。
費用は塗装よりも高くなりましたが、「張り替え」よりは予算を抑えられ、断熱性も上がって大満足とのこと。外壁の状態によって最適な「種類」は全く異なるため、予算の安さだけで決めず、プロの診断をもとに我が家に合う工法を見極めることが成功への近道だと熱く語っていました。

予算オーバーを防ぐ!相見積もりの重要性

友人が最も驚いたのは、リフォームの「費用」が業者によって全く違った点です。最初に提示されたカバー工法の見積もりは、彼の想定を遥かに超える金額でした。そこで、地元の優良業者3社から「相見積もり」を取り、費用だけでなく工事内容の内訳を徹底的に比較したそうです。
すると、同じ工法でも使用する建材のグレードや人件費の設定に違いがあり、最終的には最初の提示額より約30万円も費用を抑えることに成功しました。「いくらかかるか」の相場を正しく把握するためには、1社の言葉を鵜呑みにせず、複数社の見積もりを比較することが予算オーバーを防ぐ最大の防衛策になります。

平屋でも足場代は必須!友人が得た教訓

友人の実家は平屋なのですが、過去に外壁を直した際「平屋だから足場代は浮くだろう」と考えていたそうです。しかし、実際の見積もりにはしっかり足場費用が含まれており、当時は疑問に感じたと言っていました。
後から理由を聞くと、2メートル以上の高所作業には安全上の法律(労働安全衛生法)が関係しており、作業効率や近隣への塗料飛散を防ぐシート設置のためにも、平屋であっても足場は絶対に外せないものだと納得したそうです。「足場代がもったいないから」と、足場なしで安さをアピールする業者に頼むのは、手抜き工事や事故のリスクを伴うため絶対に避けるべき、というのが彼の教訓です。

まとめ:失敗しない外壁リフォームのために

今回は、外壁リフォームの種類や費用、そして平屋の足場問題について解説しました。大切なポイントをもう一度おさらいしましょう!

  • 状態に合う工法を選ぶ(塗装・カバー工法・張り替えから最適な種類を)
  • 費用はいくらか相見積もりで比較(複数社を比べることで予算オーバーを防止)
  • 平屋でも足場代は必要不可欠(安全性・作業効率・近隣への配慮のため必須)

外壁リフォームは大きなお買い物のからこそ、事前の準備が成功の分かれ道になります。まずは信頼できる業者さんから見積もりを取って、大切な我が家を長持ちさせる一歩を踏み出してみてくださいね!

お読みいただきありがとうございました。

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