「真昼間にカブトムシ・クワガタなんて採れるの?」
昆虫採集について調べると「早朝がベスト」「夜明け前が勝負」という情報をよく目にします。
実際、私もこれまで狭山市の智光山公園などで昆虫採集をしてきましたが、真夏の昼間に本当に採れるのかは半信半疑でした。
そこで今回は、埼玉県さいたま市桜区にある秋ヶ瀬公園へ、小学校低学年の子どもと一緒にチャレンジ。
訪れたのは7月末の午後2時30分。
気温はなんと36℃。
「今日は下見くらいかな…。」
そんな気持ちで歩き始めましたが、3時間後には予想を大きく裏切る結果になりました。
今回の採集結果はこちらです。
- コクワガタ オス・メス合わせて10匹
- 大型カブトムシ メス2匹
- オオスズメバチ
- スズメバチ数匹
- ゴマダラカミキリ
- ウスバカミキリ
- カマキリの子供2匹
- ツチガエル3匹
- セミ・トンボ・アゲハチョウなど多数
しかも驚いたことに、カブトムシもコクワガタもすべてクヌギの木で発見。
3時間歩いて分かったのは、秋ヶ瀬公園は単なる大きな公園ではなく、埼玉県でもトップクラスの昆虫採集スポットだということでした。
この記事では、
- 実際に採れた昆虫
- 公園の雰囲気
- 真昼間でも採れた理由
- 危険だったポイント
- 子ども連れで楽しむための注意点
まで、写真と体験を交えながら詳しく紹介します。
まず結果!真昼間3時間で採れた昆虫はこちら
「昼間は採れない。」
そんなイメージを持っている方も多いと思います。
しかし今回の結果は、そのイメージを大きく覆すものでした。
午後2時30分から5時30分まで、約3時間歩いた結果がこちらです。
今回の採集結果一覧
| 生き物 | 結果 |
|---|---|
| コクワガタ | 10匹(オス・メス) |
| カブトムシ(メス) | 2匹 |
| オオスズメバチ | 1匹 |
| スズメバチ | 5〜6匹 |
| ゴマダラカミキリ | 1匹 |
| ウスバカミキリ | 1匹 |
| カマキリ子供 | 2匹 |
| ツチガエル | 3匹 |
| アゲハチョウ | 数匹 |
| セミ | 多数 |
| トンボ | 多数 |
| 野鳥 | 多数 |
今回一番驚いたのはコクワガタの多さ
今回の主役は、間違いなくコクワガタでした。
木を一本一本見ていくたびに、
「またいた!」
「ここにもいる!」
という状態。
しかも、オスだけではありません。
メスも同じ木に隠れていることが多く、最終的にはオス・メス合わせて10匹を確認しました。
サイズもさまざまで、小型の個体から立派なオスまで見ることができ、子どもも夢中になって木を探していました。
一般的にコクワガタは樹皮の隙間や洞(うろ)に隠れていることが多い昆虫です。
そのため、ただ木を眺めるだけでは見つかりません。
木の幹をゆっくり一周しながら、割れ目やくぼみを丁寧に探していくと、思わぬ場所から姿を現してくれました。
「探して見つける。」
この楽しさを何度も味わえたのは、秋ヶ瀬公園ならではだと感じます。
大型カブトムシのメスも2匹発見
今回もうれしかったのが、大きなカブトムシのメスです。
実は出発前は、
「この時間ならカブトムシはいないかもしれない。」
と思っていました。
しかし、公園内のクヌギを探していると、立派なメスが姿を見せてくれました。
しかも1匹だけではありません。
最終的には2匹を確認。
どちらも元気な個体で、子どもも大興奮でした。
「本当に昼間でもいるんだ!」
親の私自身が一番驚いた瞬間だったかもしれません。
もちろん、早朝や夜間の方が活動している個体は多いと思います。
それでも今回の結果を見る限り、
「昼だから無理」と諦める必要はない。
そう感じさせてくれる採集になりました。
昆虫だけじゃない!森の生き物との出会いも魅力
秋ヶ瀬公園の魅力は、カブトムシやクワガタだけではありません。
歩いているだけで、さまざまな生き物に出会えます。
木にはゴマダラカミキリやウスバカミキリ。
足元ではツチガエル。
空にはトンボやアゲハチョウ。
木々からはセミの大合唱が聞こえ、野鳥の鳴き声も絶えません。
まるで自然の中を探検しているような感覚になります。
昆虫採集が目的だったはずなのに、
「次は何がいるんだろう。」
そんなワクワクがずっと続く3時間でした。
ただし、この豊かな自然だからこそ注意点もあります。
今回だけでもスズメバチを5〜6匹確認し、さらにオオスズメバチにも遭遇しました。
楽しい反面、自然への敬意と十分な注意が必要な公園でもあります。
秋ヶ瀬公園ってどんな公園?
「秋ヶ瀬公園」と聞くと、広い芝生広場やバーベキュー場を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、実際に歩いてみて最初に感じたのは、
「これは公園というより森だ。」
ということでした。
これまで埼玉県内のさまざまな公園で昆虫採集をしてきましたが、秋ヶ瀬公園のスケールは別格です。
地図で見る以上に広く、森がいくつも点在していて、歩いているだけでも冒険気分になります。
今回私たちは約3時間歩きましたが、それでも見て回れたのはごく一部。
「また次回来よう。」
そう思えるほどの広さでした。
とにかく広い!初めて行く人は驚くスケール
秋ヶ瀬公園は、一言で表現すると
「森の中に公園がある」
という印象です。
遊歩道が何本も伸び、
その両側には背の高い木々。
場所によって景色がまったく違い、
「本当に同じ公園なの?」
と思うくらい雰囲気が変わります。
歩いても歩いても森。
さらに歩いても森。
木漏れ日の中を歩いていると、市街地にいることを忘れてしまうほどです。
今回の目的は昆虫採集でしたが、
ハイキング目的で来ても十分楽しめると思いました。
クヌギが多く、昆虫採集には理想的な環境
今回歩いていて特に印象に残ったのが木の種類です。
私の感覚では、
- コナラは少なめ
- クヌギが多い
- ヤナギも比較的多い
という印象でした。
そして今回捕獲した
- コクワガタ10匹
- カブトムシ2匹
すべてクヌギの木で見つけました。
もちろん、公園全体を調査したわけではありません。
しかし3時間歩いた結果としては、
「クヌギを重点的に探す」
これが一番効率が良いと感じました。
樹液が出ている木だけでなく、
木の割れ目や樹皮の隙間にも目を向けると、思わぬ発見があります。
無料駐車場が多く、子連れでも利用しやすい
秋ヶ瀬公園には無料駐車場が複数あります。
私たちも車で訪れましたが、
駐車場所に困ることはありませんでした。
園内がとても広いため、
利用するエリアによって駐車場を選べるのも便利です。
子ども連れの場合、
虫かごや網、水筒など荷物が多くなりがちですが、
車を利用できる安心感はかなり大きいと感じました。
そして今回、本当に助かったのが、
何度でも車に戻れたこと。
午後2時30分。
気温36℃。
数十分歩くだけで全身汗だくになります。
私たちは途中で何度か車へ戻り、
エアコンで体を冷やしながら休憩しました。
この休憩を入れていなければ、
最後まで歩き続けるのはかなり厳しかったと思います。
真夏に昆虫採集をするなら、
「無理をしない。」
これが一番大切だと実感しました。
トイレ・自販機・水道も充実
これだけ自然豊かな公園ですが、
設備は非常に整っています。
園内には
- トイレ
- 自動販売機
- 水道
が各所に設置されていました。
特に夏場は、自動販売機がある安心感は大きいです。
飲み物は多めに持参しましたが、
途中で追加購入できる環境があるのは助かります。
そして今回、一番ありがたかったのが水道でした。
あまりの暑さに、
子どもは帽子を脱ぎ、
頭から水をかぶってクールダウン。
「冷たーい!」
と笑いながら水浴びする姿を見て、
私も思わず笑ってしまいました。
暑さは大変でしたが、
こういう出来事も親子の思い出になります。
昆虫採集以外でも一日中遊べる公園
秋ヶ瀬公園は昆虫採集だけの場所ではありません。
歩いている途中には、
広い芝生、
池、
遊歩道、
バーベキュー場などもありました。
池では大きなカメも見つけ、
子どもは昆虫だけでなく水辺の生き物にも興味津々。
「今度はお弁当持って来たいね。」
そんな会話も自然と出てきました。
昆虫採集だけを目的に訪れても十分楽しいですが、
ピクニックやハイキングを組み合わせれば、一日中遊べる公園だと思います。
実際に歩いた採集ルート
今回の採集は、
「最初から順調だった」
わけではありません。
むしろ、スタート直後は
「今日は本当に採れるのかな……。」
そんな不安から始まりました。
午後2時30分。
太陽は真上に近く、
アスファルトからは熱気が立ち上っています。
虫取り網と虫かごを持ち、
親子で森の中へ歩き出しました。
午後2時30分、36℃の森へ出発
7月末、午後2時30分。
車の外気温計は36℃を表示していました。
正直に言えば、この時間帯は昆虫採集には決して有利とは言えません。
「さすがに昼間すぎたかな。」
そんな話をしながら、子どもと虫取り網、虫かごを持って森の中へ入っていきます。
木陰へ入ると少しだけ暑さは和らぎますが、それでも歩き始めるとすぐに汗が噴き出します。
セミの鳴き声は途切れることなく響き、森全体が真夏そのもの。
「暑いね。」
「でもクワガタいるかな?」
そんな何気ない会話をしながら、一本一本木を見て歩き始めました。
最初の30分はまったく成果なし
昆虫採集というと、木を見ればすぐにカブトムシやクワガタが見つかるイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし現実はそんなに甘くありません。
最初の30分ほどは、
樹液が出ている木を探しても、
洞(うろ)をのぞいても、
何も見つかりませんでした。
「今日はダメかな。」
そんな空気が少し流れ始めます。
それでも歩みを止めず、
森の奥へ奥へと進みました。
ここで焦ってしまうと、せっかくの昆虫採集も楽しめません。
「見つかったらラッキー。」
くらいの気持ちで歩く方が、親子で楽しめると思います。
歩いて気付いた「クヌギを探そう」という作戦
しばらく歩いているうちに、一つ気付いたことがありました。
「クヌギが多い。」
もちろんコナラもありますが、今回歩いたエリアではクヌギが目立ちます。
そこで、
「今日はクヌギだけ見ていこう。」
という作戦に変更しました。
木を見つけたら、
幹をぐるっと一周。
樹皮の割れ目。
根元。
洞。
枝の付け根。
一つひとつ丁寧に確認していきます。
この作業は地味ですが、昆虫採集ではとても大切です。
遠くから眺めるだけでは見つからない虫も、近づいて角度を変えて見ると突然姿を見せることがあります。
最初のコクワガタを発見!
そしてついに、その瞬間が訪きました。
子どもが一本のクヌギを見ながら、
「あっ!」
と声を上げます。
近付いて見ると、
木のくぼみに小さな黒い影。
よく見ると、
コクワガタです。
「いた!」
親子で一気にテンションが上がりました。
昼間でもちゃんといる。
その事実が分かっただけで、それまでの疲れが一気に吹き飛びました。
慎重に捕まえて虫かごへ。
虫かごの中に最初の一匹が入った瞬間、
今日の昆虫採集がようやく始まった気がしました。
一匹見つかると、不思議なくらい次々見つかる
昆虫採集ではよくあることですが、
一匹見つかると、その後は流れが変わります。
「あの木にもいそう。」
「こっちも見てみよう。」
自然と見るポイントが分かってくるからです。
そして予想どおり、
別のクヌギでもコクワガタを発見。
さらに別の木でも。
オスだけでなくメスも見つかり、
気付けば虫かごの中は少しずつ賑やかになってきました。
子どもも木を見つけるたびに駆け寄り、
夢中で幹を観察しています。
「ここにもいるかも!」
そんな声が何度も聞こえました。
昆虫採集は、ただ捕まえるだけではありません。
「探す時間」そのものが一番楽しい遊びなのだと改めて感じました。
大型カブトムシのメスも登場
この日のもう一つのうれしい出来事が、カブトムシとの出会いです。
クヌギを見上げていると、
樹皮にしっかりつかまっている黒っぽい影が目に入りました。
近づいて確認すると、
立派なカブトムシのメス。
昼間だったので半分あきらめていましたが、
予想外の出会いでした。
さらに時間を空けて歩いていると、
別のクヌギでももう一匹発見。
結果として、大型のメスを2匹確認・捕獲できました。
今回の採集を通して感じたのは、
「昼だからゼロ」ではないということ。
活動は早朝や夜ほど活発ではないかもしれませんが、木を丁寧に探せば十分出会える可能性があると実感しました。
気付けば3時間があっという間だった
時計を見ると、すでに夕方。
「もうこんな時間?」
親子で顔を見合わせました。
暑さで何度も休憩を挟みながら歩いた3時間でしたが、不思議と長くは感じませんでした。
最後に虫かごの中をのぞくと、
コクワガタが何匹も動き回り、
大型のカブトムシも元気な姿を見せています。
「今日は来て良かったね。」
その一言だけで、この日の昆虫採集は大成功だったと思えました。
初心者向け|秋ヶ瀬公園で覚えておきたい3種類の木
秋ヶ瀬公園はとにかく広く、一歩森の中へ入ると数え切れないほどの木が立ち並んでいます。
初めて昆虫採集へ来ると、
「結局どの木を探せばいいの?」
と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
私も最初はまったく同じでした。
とにかく歩き回っては木を見上げ、樹液を探し、洞(うろ)をのぞき込む……そんなことを繰り返していました。
しかし3時間歩いてみて感じたのは、
「まずは3種類の木を覚えるだけでも十分楽しめる。」
ということです。
もちろん、季節や天候、その日のコンディションによって昆虫が集まる木は変わります。
それでも、初心者の方が最初に覚えるなら
- クヌギ
- コナラ
- ヤナギ
この3種類を知っておくだけで、昆虫採集はぐっと楽しくなります。
ここでは、実際に秋ヶ瀬公園を歩いて感じた印象も交えながら紹介します。
クヌギ|カブトムシ・クワガタ探しなら最優先で探したい木
今回の採集で、一番印象に残った木がクヌギです。
今回捕獲した
- コクワガタ10匹
- カブトムシ(メス)2匹
この12匹は、すべてクヌギの木で見つけました。
もちろん秋ヶ瀬公園全体を調査したわけではありませんが、私たちが歩いた範囲では「クヌギを探すこと」が一番効率よく感じました。
クヌギは樹皮がゴツゴツしていて、深い割れ目が多いのが特徴です。
木によっては根元に大きな空洞ができていたり、朽ちた部分があったりします。
こうした場所は、カブトムシやクワガタにとって絶好の隠れ家になります。
また、クヌギは樹液が出やすい木としても知られています。
樹液そのものを見つけられなくても、周囲に樹液の跡や昆虫のフンが落ちていれば、近くに潜んでいる可能性があります。
今回も、洞の周辺を少し掘ってみるとカブトムシのメスが出てきたり、木の割れ目にコクワガタが隠れていたりしました。
一本の木を見つけたら、
「樹液だけ」
を見るのではなく、
- 根元
- 洞
- 樹皮の隙間
- 木の裏側
までぐるっと一周して観察することをおすすめします。
数秒で通り過ぎるより、一分ほど丁寧に観察した方が発見につながることも少なくありません。
もし秋ヶ瀬公園で初めて昆虫採集をするなら、私は迷わず
「まずはクヌギを探してください。」
とおすすめします。
コナラ|見つけたら必ずチェックしたいもう一つの木
クヌギと並んで、カブトムシやクワガタが集まりやすい木として有名なのがコナラです。
昆虫採集をしていると、
「クヌギとコナラを探そう。」
という話をよく耳にします。
今回もコナラを探しながら歩きましたが、私たちが歩いたエリアではクヌギの方が圧倒的に多い印象でした。
逆にコナラは「あ、あった。」という程度で、本数はそれほど多くありません。
そして今回捕獲できた昆虫も、すべてクヌギの木でした。
ただ、だからといってコナラを探す必要がないわけではありません。
実は以前、狭山市の智光山公園で昆虫採集をした際は、コナラが非常に多く生えていて、ノコギリクワガタやコクワガタを見つけることができました。
つまり、
「どの木が多いか」は公園によって違う。
ということです。
この違いを知るだけでも、昆虫採集はかなり面白くなります。
コナラはクヌギよりも樹皮の割れ目が細かく、全体的に少しスッキリした印象があります。
慣れてくると遠くからでも、
「あれはクヌギかな。」
「こっちはコナラかもしれない。」
と見分けられるようになります。
最初から完璧に覚える必要はありません。
歩きながら少しずつ違いを知っていけば十分です。
秋ヶ瀬公園ではクヌギを優先しつつ、コナラを見つけたら必ずチェックする。
そんな探し方がおすすめだと感じました。
ヤナギ|水辺で見つけたら観察したい穴場の木
秋ヶ瀬公園を歩いていると、池や水辺の近くでヤナギの木も何本か見かけました。
ヤナギも昆虫採集では有名な木の一つです。
樹液が出ることがあり、カブトムシやクワガタが集まることもあります。
今回はヤナギでは昆虫を見つけることはできませんでしたが、それでも通り過ぎずに一本ずつ確認しました。
昆虫採集は、その日によって状況が大きく変わります。
昨日はいなかった木に今日は集まっている。
朝はいなかったのに夕方には樹液へ集まっている。
そんなことも珍しくありません。
特に秋ヶ瀬公園は広く、水辺も多いため、ヤナギが生えている環境も豊富です。
もし時間に余裕があるなら、
「クヌギだけ。」
ではなく、水辺のヤナギまで歩いてみるのも面白いと思います。
今回の成果はクヌギが中心でしたが、次回早朝に訪れる機会があれば、ヤナギもしっかり観察してみたいと考えています。
その結果は、またこのブログで紹介したいと思います。
初心者なら「全部覚えよう」としなくて大丈夫
ここまでクヌギ・コナラ・ヤナギの3種類を紹介してきましたが、
実は私自身、最初から木の名前を見分けられたわけではありません。
昆虫採集を始めた頃は、
「とりあえず樹液が出ている木を探そう。」
そんな程度の知識しかありませんでした。
それでも子どもと一緒に何度も公園へ通い、
「この木は前にも見たな。」
「この木にはクワガタがいた。」
そんな経験を積み重ねるうちに、少しずつ違いが分かるようになってきました。
だから、この記事を読んでくださっている方も、最初から木の種類を完璧に覚える必要はありません。
まずは、
「クヌギはカブトムシやクワガタが集まりやすい木。」
これだけ覚えておくだけでも十分です。
公園を歩きながら、
「これはクヌギかな?」
「もしかしてコナラかな?」
と考えるだけでも、昆虫採集はぐっと楽しくなります。
図鑑で勉強するよりも、実際に森の中で木を見上げながら覚えた方が、子どもも自然と興味を持つようになります。
今回の秋ヶ瀬公園でも、
「この木、さっき見たクヌギと似てるね。」
「ここにも洞がある!」
そんな会話をしながら歩いていると、ただ昆虫を探すだけではなく、森全体を観察する楽しさが生まれました。
昆虫が見つからない時間でさえ、
「次はどんな木があるかな。」
と親子で話しながら歩けるので、退屈することはありません。
これも自然豊かな秋ヶ瀬公園ならではの魅力だと思います。
そして最後に、私が今回一番感じたことがあります。
「昆虫採集は、昆虫だけを探す遊びではない。」
木を観察し、
鳥の声を聞き、
チョウが飛び、
カマキリやカエルを見つけ、
季節の変化を感じながら歩く。
そのすべてが昆虫採集の楽しさにつながっています。
秋ヶ瀬公園は、そんな自然との触れ合いを親子で存分に楽しめる場所でした。
次回訪れるときは、今回覚えた木をもう一度探しながら歩いてみてください。
きっと今回とは違った発見があり、「また来たい」と思える一日になるはずです。
木の種類を知ると、昆虫採集はもっと面白くなる
私が昆虫採集を始めた頃は、
「カブトムシやクワガタは樹液が出ている木にいる。」
その程度の知識しかありませんでした。
だから公園へ行っても、とにかく樹液を探し、見つからなければ別の木へ移動する。その繰り返しです。
しかし、何度か昆虫採集を続けるうちに、
「この木はクヌギだ。」
「この木はコナラかな。」
と少しずつ木の違いが分かるようになりました。
すると、不思議なくらい昆虫採集の楽しさが変わります。
ただ歩くだけだった森が、
「この木にはいそう。」
「こっちの洞も見てみよう。」
と、自分なりに予想しながら歩けるようになるからです。
もちろん、今回紹介した内容も「絶対」ではありません。
自然相手なので、
昨日いた木に今日はいないこともありますし、反対に昨日は何もいなかった木にたくさん集まっていることもあります。
だからこそ昆虫採集は面白く、何度行っても新しい発見があります。
今回の秋ヶ瀬公園でも、私たちはすべてのエリアを歩けたわけではありません。
広大な園内には、まだ足を踏み入れていない森や遊歩道も数多くあります。
次回は早朝の開門直後を狙って訪れ、今回とは違う時間帯でどれだけ採集結果が変わるのかも検証してみたいと思っています。
もしこの記事を読んで秋ヶ瀬公園へ行かれる方は、ぜひ昆虫だけでなく、**「どんな木にいたのか」**にも注目してみてください。
きっと帰る頃には、お子さんも
「この木、クヌギじゃない?」
そんな会話をするようになっているはずです。
親子で木を観察し、昆虫を探し、自然の中を歩く。
秋ヶ瀬公園は、そんな時間を思いきり楽しめる、埼玉県屈指の昆虫採集スポットでした。
自然が豊かな公園だからこそ注意したいこと
秋ヶ瀬公園は本当に素晴らしい公園です。
しかし、自然が豊かだからこそ注意しなければならないこともありました。
楽しい思い出にするためにも、ぜひ知っておいてほしいポイントです。
オオスズメバチには本当に注意
今回一番緊張した出来事がこれでした。
森の中を歩いていると、
大きな羽音が聞こえます。
見ると、
オオスズメバチ。
写真で見るのとは比べものにならない迫力でした。
さらに通常のスズメバチも5〜6匹確認しています。
幸い攻撃されることはありませんでしたが、
木を観察するときは、
まず蜂がいないか確認することをおすすめします。
蜂を見つけたら、
近付かない。
刺激しない。
静かに距離を取る。
これが一番です。
蚊の多さは想像以上
森に入ってすぐ感じたのが、
蚊の多さです。
少し立ち止まるだけで寄ってきます。
虫よけスプレーはもちろん、
長袖・長ズボンの方が安心です。
真夏は暑くなりますが、
半ズボンだけで森の中へ入るのはおすすめできません。
熱中症対策は「やりすぎ」くらいでちょうどいい
今回一番大変だったのは、昆虫ではなく暑さでした。
午後2時30分。気温36℃。
歩いているだけで全身汗だくになります。
私たちは途中で何度も車へ戻り、エアコンで体を冷やしながら休憩しました。
さらに子どもは水道で頭から水をかぶってクールダウン。
そのくらい暑さが厳しい一日でした。
昆虫採集に夢中になるとつい無理をしてしまいます。
しかし熱中症になってしまっては元も子もありません。
こまめな水分補給。適度な休憩。
そして「今日はここまで」と切り上げる勇気も大切だと感じました。
秋ヶ瀬公園で昆虫採集するなら持って行きたい持ち物
今回実際に行ってみて、
「これは持ってきて正解だった。」
「次回も絶対に持っていく。」
そう思った物を紹介します。
必須アイテム
- 虫取り網
- 虫かご
- 飲み物(多め)
- 帽子
- 虫よけスプレー
- タオル
- 着替え
あると便利だった物
- 凍らせた飲み物
- 保冷剤
- 冷却タオル
- 小さな懐中電灯(木の隙間を見るとき)
- レジャーシート
特に真夏は「昆虫採集の準備」より「暑さ対策」の方が重要だと感じました。
実際に行って感じたメリット・デメリット
どんな公園にも、良いところと気になるところがあります。
実際に親子で3時間歩いてみて感じたことを、率直にまとめました。
秋ヶ瀬公園の良かったところ
① 真昼間でもカブトムシ・クワガタに出会えた
今回一番驚いたのはこれです。
一般的には「昼間は難しい」と言われることが多い昆虫採集ですが、今回は午後2時30分からのスタートで、
- コクワガタ10匹
- カブトムシ(メス)2匹
という結果でした。
もちろん、早朝や夜間の方が条件は良いと思います。
それでも、「昼だから無理」と諦める必要はないことを実感できた一日でした。
② 森のスケールが圧倒的
秋ヶ瀬公園の魅力は、何と言っても自然の豊かさです。
歩いているだけで、
「次はどんな景色が見えるんだろう。」
というワクワクが続きます。
森の中を歩き、
木を一本ずつ観察し、
昆虫を探す。
まるで探検をしているような気分になります。
子どもも終始楽しそうで、「また来たい!」と言っていたのが印象的でした。
③ 設備が充実していて安心
自然が豊かな公園というと、不便なイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし秋ヶ瀬公園は、
- 無料駐車場
- トイレ
- 自動販売機
- 水道
が整っているため、子ども連れでも安心して利用できます。
特に真夏は、水分補給や休憩がすぐできる環境は大きなメリットだと感じました。
気になったところ
① とにかく広い
これは魅力でもありますが、人によってはデメリットにもなります。
「少し歩けば全部見られる。」
そんな公園ではありません。
目的地を決めずに歩くと、かなりの距離になります。
初めて訪れる方は、時間に余裕を持って行くことをおすすめします。
② 真夏は暑さとの戦い
今回は36℃ということもあり、昆虫採集以上に暑さが印象に残りました。
夢中になると、つい休憩を忘れてしまいます。
こまめに車へ戻る、水分を補給するなど、熱中症対策は十分に行ってください。
③ スズメバチには十分注意
今回だけでもスズメバチを5〜6匹、さらにオオスズメバチも確認しました。
自然豊かな場所だからこそ、危険な昆虫も生活しています。
木を見る前に周囲を確認することを忘れないようにしましょう。
まとめ:秋ヶ瀬公園は埼玉トップクラスの昆虫採集スポットだった
今回、真夏の午後2時30分から約3時間、親子で秋ヶ瀬公園を歩いてみました。
正直なところ、出発前は
「この時間じゃ厳しいかもしれない。」
と思っていました。
しかし結果は、
- コクワガタ10匹
- カブトムシ(メス)2匹
という予想以上の成果。
さらに、
- ゴマダラカミキリ
- ウスバカミキリ
- カマキリ
- ツチガエル
- セミ
- トンボ
- アゲハチョウ
- 野鳥
など、多くの生き物にも出会うことができました。
昆虫採集だけではなく、自然そのものを楽しめる公園だと改めて感じます。
一方で、
- オオスズメバチ
- 真夏の厳しい暑さ
- 蚊の多さ
など、自然ならではの注意点もあります。
長袖・長ズボンを着用し、虫よけスプレーや飲み物をしっかり準備して、安全第一で楽しんでください。
そして今回、私が一番感じたことがあります。
「午後の真昼間でこれだけ採れるなら、開門直後の朝5時はどれほど期待できるのだろう。」
秋ヶ瀬公園はあまりにも広く、今回歩けたのはほんの一部です。
まだ見ていないエリアもたくさんありますし、季節や時間帯が変われば、また違った発見があるはずです。
近いうちに早朝にも訪れ、今回との違いを検証してみたいと思います。
昆虫採集が好きなお子さんはもちろん、自然の中で親子の思い出を作りたい方にも、秋ヶ瀬公園は自信を持っておすすめできるスポットでした。
お読みいただきありがとうございました。






