読書初心者におすすめの小説10選|読みやすくて一気に読める作品集

おすすめ本

「小説を読んでみたいけど、どれから始めたらいいか分からない…」そんな読書初心者に向けて、読みやすくて夢中になれる小説をジャンル別に10冊ご紹介します。恋愛・ミステリー・感動・ファンタジーなど、バラエティ豊かな作品を厳選し、初めてでもスラスラ読めるポイントも解説。さらに、小説を楽しむためのちょっとした工夫や、習慣化するコツもお伝えします。最初の1冊との出会いが、読書の世界をぐっと広げてくれるはずです。

読書初心者が小説を楽しむポイント

難しく考えすぎないことが大切

「小説=文学的で難しい」と構えてしまうと、読む前からハードルが上がってしまいます。読書初心者にとって大切なのは、まず「楽しめる」こと
完璧に理解しようとせず、「なんとなく面白い」と感じられる作品から入ることで、自然と読書への苦手意識も薄れていきます。

短くてテンポの良い作品を選ぼう

長編よりも、読み切り型やページ数が少なめの作品の方が達成感を得やすく、モチベーション維持にもつながります。
1章が短く区切られていたり、セリフが多めの作品はテンポが良く、読書のリズムをつかみやすいのでおすすめです。

ジャンルは「興味が持てるもの」から

「人気作だから」と無理に手を出すよりも、まずは自分が興味を持てるジャンルやテーマを選びましょう。
恋愛、ミステリー、ファンタジー、感動系など、小説のジャンルは多岐にわたります。興味のある話題なら物語に入り込みやすく、自然とページも進みます。

ジャンル別・読みやすい小説10選

ここからは、読書初心者でも読みやすくて夢中になれるおすすめ小説を、ジャンル別に10冊ご紹介します。

【恋愛】『いま、会いにゆきます』(市川拓司)

泣ける恋愛小説の代表作。亡くなった妻が雨の季節に戻ってくる──という不思議でやさしい物語。文章も平易で、初めての小説としてぴったりです。

【ミステリー】『容疑者Xの献身』(東野圭吾)

天才数学者と刑事が織りなす静かな頭脳戦。難解なトリックよりも人間ドラマに重きを置いており、読後の衝撃も強烈。一気読み必至の作品です。

【青春】『君の膵臓をたべたい』(住野よる)

病を抱えた少女と、彼女を見守る少年の交流を描いた青春小説。難しい言葉が少なく、読みやすい文体で感情移入しやすい作品です。

【SF】『三体』(劉慈欣)

中国発の世界的ベストセラー。科学と哲学が交錯するスケールの大きなSF作品ですが、テンポが良く、意外と読みやすい構成になっています。

【感動】『世界から猫が消えたなら』(川村元気)

余命宣告を受けた男性が、「自分の人生にとって大切なものとは何か」を問い直していく物語。やさしい文体と猫の存在が、読者の心に静かに沁みます。

【ファンタジー】『かがみの孤城』(辻村深月)

学校に行けない子どもたちが、鏡の中の不思議な城に集まる物語。ファンタジーの世界観とリアルな人間ドラマが融合し、読後感も抜群です。

【ユーモア】『夢をかなえるゾウ』(水野敬也)

関西弁の神様・ガネーシャが、ダメな自分を変えるための課題を次々と出してくるストーリー。笑って学べて、しかも読みやすい。ビジネス書が苦手な方にもおすすめ。

【家族】『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ)

何度も親が変わるという複雑な家庭環境の中で、前向きに育つ少女の成長物語。やさしい文章と温かい視点に癒やされます。

【冒険】『海辺のカフカ』(村上春樹)

ハルキ作品の中でも比較的読みやすく、幻想的でありながらもエンタメ性が高い長編小説。独特な世界観にハマるきっかけになるかもしれません。

【成長】『夜のピクニック』(恩田陸)

高校の伝統行事「夜通し歩くピクニック」で、さまざまな想いが交錯する青春群像劇。全体を通して穏やかな筆致で、読書初心者にもおすすめです。

小説を楽しむためのちょっとした工夫

「1日10分」から読んでみる

まとまった時間をとろうとすると続かなくなります。まずは1日10分、寝る前に読むなど、生活の一部に組み込むだけで読書が習慣になります。

気に入ったフレーズにマークをつける

心に残るセリフや文章に出会ったら、付箋やペンでマークしておくと、読書がより能動的になります。後から読み返す楽しみも生まれます。

映像化作品なら映画とセットで楽しむ

小説が映画やドラマ化されている場合は、先に映像でストーリーを知ってから読むと、内容がスッと頭に入ります。登場人物の顔や声を想像しやすくなるのもポイントです。

まとめ|最初の1冊で読書が変わる

読書は、最初の1冊との出会いで印象が大きく変わります。
「小説って面白い!」と感じられれば、自然と2冊目・3冊目と手が伸びていくものです。

今回紹介した小説は、どれも物語に入り込みやすく、読書初心者でも読み切れる作品ばかり。まずは1冊、自分の感性に合いそうな作品から読んでみてください。
読書があなたの日常に新しい彩りを加えてくれるはずです。

お読みいただきありがとうございました。

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