駐車場にしてマイカーを停められるようにする、草刈りの手間は省くなどの理由で庭のアスファルト舗装を考えているケースも多いと思います。
そこで、庭をアスファルト舗装するにはいくらかかるのか、アスファルト舗装以外の方法があるのかなど詳しく見ていきましょう。
庭をアスファルト舗装するにはいくらかかりますか?
庭をアスファルト舗装するには、1㎡あたり4,000円から6,000円程度の費用がかかります。
敷地内の住宅以外の外構を全て庭と考えると、大体140㎡ぐらいの面積を舗装することになります。
住宅金融支援機構の「フラット35」利用者を対象にした調査によると、土地付き注文住宅の住宅面積の平均が111.1㎡です。敷地面積の平均が251.2㎡ですから、敷地内の住宅以外の外構部分の面積は約140㎡となるのです。
仮に外構部分を全てアスファルト舗装したとすると、大体60万円から85万円ほどの費用がかかることになります。
外構全てではなくいわゆる庭と言われる部分だけだと、面積は10㎡から20㎡といったところです。いわゆる庭の部分だけをアスファルトで舗装する場合、費用は4万円から12万円程度で収まります。
マイカーを停めるための駐車場部分であれば、1台分で大体15㎡、2台分で30㎡程度となります。国土交通省の「駐車場設計・施工指針」で、普通自動車1台分の駐車スペースには長さ6.0m幅2.5mが必要とされているので1台分は15㎡となるわけです。
国産の大型SUV車は長さが4.5~4.9mほどですし、幅も2mを超えることはありません。輸入車の大型SUVでも、長さが5mを少し超えるぐらいで幅は2m強といったところですから、15㎡あれば十分に駐車できます。
駐車場部分だけアスファルトで舗装すると、1台分で4万円から9万円、2台分で8万円から18万円程度となります。
外構部分を全てアスファルトで舗装するには数十万円の費用がかかりますが、庭だけ駐車場だけとポイントを絞れば10万円以下でも可能です。
庭をアスファルト舗装するメリット
庭を舗装する方法は、アスファルト以外にもコンクリートやインターロッキングブロックなどがあります。
では、庭をアスファルトで舗装するにはどういったメリットがあるのでしょうか?
工期が短い
庭をアスファルトで舗装する大きなメリットとして挙げられるのが「工期が短い」ことです。
アスファルトは乾燥時間が非常に短く、早ければ1~2時間、遅くても3~4時間程度で硬化します。道路工事で見られるようなタイヤローラーを使った転圧を行えば、30分から1時間程度で硬化して車が走れるようになります。
ただ庭をアスファルトで舗装するとなると、事前の準備から仕上げ・養生まで行わないといけないので1日で工事が終わることはありません。アスファルトの敷設自体は1日で終わることもあるものの、舗装工事全体では短くても1週間程度です。
コンクリート舗装の工期は1~3週間程度ですが、場合によっては車の乗り入れができるまで1か月程度かかることもあります。インターロッキングブロックでの舗装は1週間程度で終わることもありますし、場合によっては数週間かかることもあります。
住宅を新築する際に舗装するなら工期はそれほど気にしなくても良いですが、既に生活している住宅の庭を舗装するなら工期は短い方が良いです。比較的工期の短いアスファルト舗装だと、自身の生活や近隣の住宅への影響が少なくて済みます。
費用が安い
庭をアスファルトで舗装する最大のメリットと言って良いのが「費用が安い」ことです。
先にも書いたように、アスファルトで舗装するには1㎡あたり4,000円から6,000円の費用がかかります。コンクリートだと1㎡当たり8,000円から12,000円、インターロッキングブロックだと1㎡当たり9,000円から12,000円ほどの費用がかかります。
1㎡当たりの単価で単純に比較すると、アスファルトはコンクリートやインターロッキングブロックの半分の費用で舗装できることになるのです。
アスファルトだと10万円以下で舗装できる面積でも、コンクリートやインターロッキングブロックだと軽く10万円を超えてくることになります。少しでも費用を抑えて庭を舗装したいなら、アスファルトを選ぶのがおすすめです。
水はけが良い
アスファルトは「水はけが良い」こともメリットの1つです。
アスファルトは基本的に水を通しませんが、アスファルトに使われている結合材が水を弾く性質を持っています。そのためアスファルトの表面には水たまりができにくく、水はけが良いというわけです。
コンクリートも基本的に水を通さず、性質的に水が染み込むので水たまりができやすいです。庭をコンクリートで舗装する場合には、僅かに勾配を付けて水はけを良くしています。
ただし、水はけだけならインターロッキングブロックが一番良いです。
インターロッキングブロックは、ブロック同士の間に砂が敷き詰められた目地があります。この目地に雨水を吸収するので、ブロック部分に水が溜まることはほとんどありません。
ちなみに、高速道路などで使われている排水性のより高いアスファルトを使って庭を舗装することも可能です。ただし、排水性のより高いアスファルトを使うと1㎡当たり8,000円から15,000円と舗装費用が大きく跳ね上がってしまいます。
庭をアスファルト舗装するデメリット
何事もメリットがあればデメリットがありますから、庭をアスファルト舗装するのにもデメリットがあります。
耐久性が低い
アスファルト舗装の大きなデメリットの1つが「耐久性が低い」ことです。
アスファルトはコンクリートに比べると柔らかいので、雨や紫外線に晒されたり、車が乗り入れたりすることで劣化しやすくなっています。用途などの条件によって多少変わるものの、アスファルト舗装の耐用年数は10~15年程度とされています。
コンクリート舗装は法定耐用年数が15年で、メンテナンス次第では50年以上使いづけることも可能です。インターロッキングブロックの耐用年数は30年程度ですから、アスファルト舗装が一番耐久性が低くなっています。
耐久性が低いとメンテナンスや舗装のやり直しの回数が多くなり、維持費用が嵩むことになります。初期費用は高いコンクリートやインターロッキングブロックの方が、メンテナンスを含めたトータルの費用では安く済む可能性もあるぐらいです。
熱がこもりやすい
アスファルト舗装のデメリット2つ目は「熱がこもりやすい」ことです。
アスファルトは黒に近い色のため太陽光を吸収しやすく、表面温度が非常に高くなる上に内部にも熱を溜め込みます。日中はアスファルト表面の熱によって、夜間は日中に溜め込んだ熱を放出することで周辺温度を押し上げてしまうのです。
都市部で気温が上昇するヒートアイランド現象は、道路をアスファルトで舗装したことが原因とされることもあります。
近年は温暖化の影響で日本でも夏には気温が40℃を超えることもありますから、庭をアスファルトで舗装することで気温がさらに上がるとなると無視できないデメリットです。
ただし、コンクリートもアスファルト同様に熱を溜め込みやすいです。インターロッキングブロックは目地があることで多少は表面温度が上がりにくいものの、ブロック自体はアスファルトやコンクリートより熱を溜め込みやすくなっています。
熱対策だけを考えるのであれば、舗装せずに土のままにしておくのが一番です。
アスファルト以外の舗装方法
アスファルト以外で庭を舗装する方法としては、先ほどから名前が挙がっている「コンクリート」と「インターロッキングブロック」があります。
コンクリート舗装は、地面を均してから砕石を敷き、その上からコンクリートを流し込んで固めます。非常に硬いので少々のことではひび割れたり剥がれたりせず、メンテナンスがしやすいことから住宅の外構舗装ではコンクリートが使われることが多いです。
アスファルトに比べて舗装にかかる費用が高いことと、工期が長いことがデメリットです。
インターロッキングブロック舗装は、公園の通路などで見られるブロックを組み合わせて敷き詰めたものです。ブロック同士をピッタリとくっ付けるのではなく、ブロックとブロックの間に目地として砂を入れることでブロック同士のかみ合わせを良くしています。
デザイン性が高く、目地の砂が水を吸収してくれるので水はけが良いのがインターロッキングブロックのメリットです。
ただし、アスファルトに比べて舗装費用が高く、目地に雑草が生えるので草刈りの手間がかかるのがデメリットです。
庭をアスファルト舗装するなら
自宅の庭をアスファルト舗装するのであれば、複数の外構業者から見積もりを取るのが良いでしょう。
1社だけではアスファルト舗装の費用相場が分かりにくく、万が一高額請求されていても気付きにくいです。複数社から見積もりを取ることで費用相場が分かりやすくなり、費用を比較して安い業者を選ぶことができます。
ただし、複数社から見積もりを取る場合には、「全く同じ条件」で見積もりを作ってもらうことが重要です。条件が違えば金額も違ってきますから、比較するのが難しくなります。
まとめ
庭をアスファルト舗装するには、1㎡当たり4,000円から6,000円の費用がかかります。外構部分を全て舗装すると数十万円かかりますが、庭や駐車場の部分だけなら10万円以下に費用を抑えることも可能です。
コンクリートやインターロッキングブロックよりも、費用を抑えて庭を舗装することができます。
庭をアスファルトで舗装する場合には、複数の外構業者から見積もりを取ることが重要です。
お読みいただきありがとうございました。


