カブトムシやクワガタを採りたいけれど、「どこに行けば確実に出会える?」「人混みを避けて楽しめる場所は?」と悩む方も多いのではないでしょうか。この記事では、カブトムシやクワガタが好む環境や採集に適した時間帯をはじめ、地元民おすすめの“穴場スポット”28選をご紹介します。三富今昔村や秋ヶ瀬公園など、自然豊かで採集に最適な場所ばかり。さらに、子どもと一緒でも安心して楽しめる服装や持ち物のアドバイスも充実。埼玉での夏の思い出づくりにぴったりの情報が満載です。
- 埼玉でカブトムシやクワガタを採るなら?穴場を選ぶべき理由
- 定番だけど人混みを避けやすいスポット5選
- 【三芳町】三富今昔村:くぬぎの森に1300種の生き物が生息
- 【滑川町】国営武蔵丘陵森林公園:夏はイベントも開催
- 【三芳町】緑地公園:雑木林に囲まれた静かな観察エリア
- 【三芳町】こぶしの里:ザリガニ釣りもできる自然豊かな森
- 【さいたま市】秋ヶ瀬公園:東京ドーム20個分の広大な敷地で採集
- 【比企郡】嵐山渓谷(周辺の雑木林):クワガタにも出会える可能性大
- 【川口市】川口自然公園:命が息づく、川口の森のオアシス
- 【入間市】彩の森入間公園
- 【狭山市】智光山公園
- 【日高市】高麗川周辺の林
- 【東松山市】こども自然公園
- 【川越市】伊佐沼公園周辺の林
- 【羽生市】羽生水郷公園
- 【秩父市】羊山公園周辺の林
- 【所沢市】西武園ゆうえんち近郊の雑木林
- 【北本市】北本自然観察公園
- 【深谷市】わんぱくランド周辺
- 【行田市】古代蓮の里周辺
- 【上尾市】上尾丸山公園内の雑木林
- 【熊谷市】熊谷スポーツ文化公園
- 荒川彩湖公園【さいたま市】
- 【川口市】川口市立グリーンセンター
- 【越谷市】越谷市総合公園
- 【さいたま市】三橋総合公園
- 【桶川市】城山公園
- 【川島町】平成の森公園
- 【さいたま市】大宮第二公園
- 【戸田市】芦原たんぼ公園
- カブトムシ・クワガタ採集をもっと楽しむためのコツ
- まとめ:埼玉の自然を感じながら、夏の思い出を作ろう!
埼玉でカブトムシやクワガタを採るなら?穴場を選ぶべき理由
採集前に知っておきたい!カブトムシやクワガタが好む環境とは?
カブトムシやクワガタを見つけたいなら、まずは「どこにいるのか」を知ることが大切です。カブトムシやクワガタはクヌギやコナラの木から出る樹液を好むため、そうした木が多く生えている雑木林が狙い目です。とくに湿度が高く、落ち葉がふかふかに積もった林は、幼虫が育ちやすく成虫も集まりやすい環境です。
さらに、カブトムシやクワガタは夜行性なので、活動が活発になるのは夜間や早朝。日中は木の根元や土の中に隠れていることが多いため、見つけるには根元付近を静かに観察するのがおすすめです。7月中旬から8月にかけてが最盛期なので、その時期に狙って出かけるのが効果的ですよ。
穴場スポットを選ぶメリットとは?混雑を避けて採集効率アップ
夏になると、多くの家族連れがカブトムシやクワガタ採集に訪れます。有名なスポットは混雑しやすく、せっかく行ってもカブトムシやクワガタが捕まえられなかった…ということも少なくありません。そこで注目したいのが“穴場”のスポットです。
例えば、三芳町の「緑地公園」や「こぶしの里」は、自然豊かな雑木林が広がりながらも混雑が少ない隠れた名所。また「秋ヶ瀬公園」では、広大な敷地の中に多くの樹液の出る木が点在しており、探しやすい環境が整っています。
穴場の魅力は、静かな環境でじっくり観察ができること。カブトムシやクワガタが潜んでいそうなポイントを探したり、じっくり観察したりする時間がしっかり取れるため、採集の成功率もアップします。お子さんにとっても集中して楽しめる環境が整っているのは大きな魅力です。
定番だけど人混みを避けやすいスポット5選
【三芳町】三富今昔村:くぬぎの森に1300種の生き物が生息
三富今昔村
〒354-0045 埼玉県入間郡三芳町上富1589−2
三富今昔村(さんとめこんじゃくむら)は、埼玉県三芳町に位置する自然体験型施設で、首都圏から車で1時間ほどとアクセスも良好です。この場所の最大の魅力は、東京ドーム約4.5個分という広大な敷地に広がる“くぬぎの森”。この森には1300種類以上の動植物が生息しており、その中にもちろんカブトムシやクワガタも含まれます。
森の地面は落ち葉が何層にも積もってできたふかふかの土。この柔らかい地面の下には昆虫の幼虫やミミズなど、小さな生き物たちがたくさん潜んでいます。6月はカブトムシやクワガタの幼虫、7月〜8月には成虫に出会える絶好のシーズン。特にクヌギの樹液が出る木の周囲は要チェックで、昆虫好きな子どもたちにはまさに宝探しのような体験になります。
ただし、自然保護の観点から、三富今昔村では勝手な捕獲や採集はできません。ですが安心してください。専門のナビゲーターが案内する体験プログラムが充実しており、一緒に森を探検しながら昆虫を探すことができます。図鑑でしか見たことのない虫たちや、希少な水生生物にも出会える可能性があり、観察・学習・発見の三拍子がそろった教育的価値の高い時間が過ごせます。
さらに夏限定で「こどもの水辺」エリアもオープンし、冷たい小川での水遊びが楽しめるのも大きな魅力。暑い日でも自然の中で涼しく遊ぶことができ、ファミリーでの1日レジャーにぴったりです。
三富今昔村は、単なる採集だけではなく「自然にふれて学び、楽しむ」という体験を大切にした施設です。自然観察にとどまらず、水遊びや四季折々の植物観察など、五感を使って自然とふれあえる時間を過ごせるこの場所は、カブトムシ&クワガタ好きには見逃せないスポットといえるでしょう。
【滑川町】国営武蔵丘陵森林公園:夏はイベントも開催
国営武蔵丘陵森林公園
〒355-0802 埼玉県比企郡滑川町山田1920
滑川町にある国営武蔵丘陵森林公園は、関東最大級の敷地を誇る広大な公園です。東京ドーム65個分の広さを誇る日本初の国営公園で、園内にはクヌギやコナラなどカブトムシやクワガタが好む広葉樹の雑木林が点在しています。特に「植物園エリア」や「西口エリア」の周辺には、自然に近い環境が維持されており、朽ち木や樹液が出る木も見つかることがあります。クヌギやコナラなどの広葉樹林が豊富に存在し夏になるとカブトムシやクワガタが樹液を求めて集まります。採集が楽しめるのはもちろん、園内では「昆虫観察イベント」や「夜の昆虫ツアー」など季節限定の体験も開催されるため、自然とふれあう機会としても魅力的です。施設の整備状況もよく、トイレや売店も点在しているため、ファミリーにも人気のスポットです。
1.西口周辺の雑木林エリア(特に「こもれびの丘」から「植物園」にかけて)
- おすすめポイント: このエリアは比較的広範囲にクヌギやコナラの林が広がっており、人の手があまり入っていない場所も多いです。樹液が出ている木を見つけやすく、隠れ場所も多いため、昼間でも見つけられる可能性があります。
2.サイクリングコース沿いの林縁
- おすすめポイント: 公園内のサイクリングコースは非常に長く、その両脇には広大な林が続いています。コース沿いには、日当たりや風通しの良い場所に樹液を出す木があることが多く、比較的容易にアクセスできます。
3.「運動広場」や「むさしキッズドーム」周辺の林縁
- おすすめポイント: これらのエリアは、子供たちが遊ぶ場所にも近いですが、周辺にもしっかりと雑木林が広がっています。特に、広場に面した林の端は日当たりが良く、樹液が出やすい環境が整っていることがあります。
4.「植物園」周辺の雑木林
- おすすめポイント: 植物園は様々な種類の植物が植えられていますが、その周辺には自然な雑木林も隣接しています。ここは、比較的水辺に近く、湿度が保たれやすい環境でもあります。
国営武蔵丘陵森林公園は、その広大な敷地と豊かな自然環境から、カブトムシやクワガタ採集に非常に適した場所です。特に、西口周辺の雑木林やサイクリングコース沿いの林縁、運動広場周辺などが有望なポイントと言えるでしょう。
しかし、最も重要なのは、公園のルールを遵守し、自然環境への配慮を怠らないことです。事前に情報収集を徹底し、マナーを守って採集することで、素晴らしい夏の思い出を作ることができるはずです。計画的な準備と、自然への敬意をもって、ぜひ国営武蔵丘陵森林公園での昆虫採集を楽しんでください。
【三芳町】緑地公園:雑木林に囲まれた静かな観察エリア
三芳町緑地公園
〒354-0041 埼玉県入間郡三芳町藤久保1112−1
埼玉県入間郡三芳町に位置する「緑地公園」は、町役場近くの静かな環境に広がる自然豊かな公園です。特に夏のカブトムシやクワガタの採集スポットとして、地元の昆虫好きな子どもたちや親子連れに人気を集めています。
最大の魅力は、何といっても雑木林が広がるロケーション。公園内にはコナラやクヌギの木が多く、これらの樹木が出す樹液には、カブトムシやクワガタが好んで集まることでも知られています。特に夏場になると、クワガタ採集のために訪れるファミリーの姿がよく見られます。静かな環境でありながら、カブトムシの幼虫が育つためのふかふかした落ち葉の堆積土もあり、採集の成功率が高いのが特徴です。
また、緑地公園の特徴として「観察のしやすさ」も挙げられます。都市部のような人工的な施設ではなく、自然の地形がそのまま活かされており、子どもでも樹液の出る木を探しやすい設計になっています。自然とのふれあいに集中できる点が、虫好きな子どもには特に評価されています。
公園内にはバーベキュー場やグラウンドゴルフ場やアスレチックも併設されており、家族全員で一日楽しめる構成になっているのも嬉しいポイント。カブトムシ採集の前後に、自然の中でゆっくりと食事を楽しむ時間も過ごせます。
アクセスも比較的良好で、東武東上線「みずほ台駅」から車で約10分と、都内からの日帰りスポットとしてもおすすめです。なお、虫除けや長袖の服装など、基本的な対策を忘れずに行えば、小さなお子さま連れでも安心して楽しむことができます。
1.公園北側の雑木林エリア(特に「冒険広場」奥、または外周道路沿い)
おすすめポイント: このエリアは、公園の主要な遊び場から少し離れており、比較的静かで、より自然な状態の林が広がっています。人の目が届きにくい分、カブトムシやクワガタが隠れやすい場所が多く存在します。特に、公園の外周道路に面した林の縁は、街灯の光が届きにくい場所もあり、夜間活動する昆虫にとって魅力的なスポットとなり得ます。
2.南側の「せせらぎ広場」周辺の林縁
おすすめポイント: 「せせらぎ広場」は小さな水流が流れるエリアで、比較的湿度が保たれやすい環境です。湿気はカブトムシやクワガタの活動にも影響を与え、また、幼虫の育成にも適した環境です。
3.公園中央部の「多目的広場」を取り囲む林
おすすめポイント: このエリアは比較的開放的ですが、広場を囲むように雑木林が広がっています。日当たりが良い場所も多く、樹液が出やすい木が見つかることがあります。
三芳町緑地公園は、「派手さ」こそないものの、まさに地元ならではの“隠れた宝箱”のような存在です。夏休みの自由研究にもぴったりの、自然とのふれあいが満喫できる穴場スポットとして、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
【三芳町】こぶしの里:ザリガニ釣りもできる自然豊かな森
竹間沢こぶしの里
〒354-0043 埼玉県入間郡三芳町竹間沢東1−4
「竹間沢こぶしの里」(埼玉県入間郡三芳町)は、都心からもアクセスしやすい立地ながら、クヌギやコナラが生い茂る本格的な雑木林に囲まれた自然豊かなスポットです。とくに夏場になると、カブトムシやクワガタムシなどの昆虫採集にぴったりの条件が整っており、地元のファミリーや昆虫好きがこぞって訪れる“知る人ぞ知る”穴場となっています。加えて、園内には水辺の生き物が生息しており、ザリガニ釣り体験もできる点が子どもたちに大人気です。
おすすめポイント①:クヌギ・コナラの豊富な自然環境
園内は約300mにもわたる雑木林の散策路が整備されており、カブトムシやクワガタが好むクヌギ・コナラの木が多数点在。木の樹液がにじみ出ているポイントを観察すれば、運がよければ自然に集まった昆虫たちを見つけることができます。特に夜間から早朝にかけては、昆虫たちが活発に動く時間帯なので、静かにライトを照らしながらの観察がおすすめです。
おすすめポイント②:ザリガニ釣りもできる多機能スポット
昆虫採集に飽きたら、園内に流れる小川で「ザリガニ釣り」も楽しめるのがこの公園の魅力です。透明度の高い水に棲むザリガニは、お子さまでも目視で確認しながら簡単に釣ることができます。釣り糸・エサ・バケツを持参すれば、手ぶらでも一日中楽しめるアウトドア体験ができます。
おすすめポイント③:人が少なく落ち着いた雰囲気
公園全体に遊具はほとんどなく、観光地化されていないため、混雑を避けて静かに自然と向き合いたいご家族に最適です。人混みを避けて落ち着いて過ごしたい方や、小さなお子さま連れでもゆったりと虫探しができる環境が整っています。
このように「竹間沢こぶしの里」は自然とふれあいながら、昆虫採集だけでなくさまざまな体験ができる貴重な穴場です。混雑も少なく、休日でもゆったり過ごせるのが大きな魅力となっています。
【さいたま市】秋ヶ瀬公園:東京ドーム20個分の広大な敷地で採集
秋ヶ瀬公園
〒338-0832 埼玉県さいたま市桜区栄和
さいたま市桜区に位置する秋ヶ瀬公園は、東京ドーム約20個分という圧倒的な広さを誇る、埼玉県さいたま市桜区の大規模な公園です。園内は荒川の河川敷に位置し、野鳥園・ピクニックの森・子どもの森・芝生広場・バーベキューエリアなど多様なフィールドで構成されています。こうした多彩な環境に加え、クヌギやコナラなどの樹液が出る木々が点在しており、その豊かな自然環境はカブトムシやクワガタムシの格好の生息地となっている点が最大の魅力です。
都市部に近いながらも、手つかずの自然林や広葉樹の森が広がるため、多くの昆虫採集愛好家や家族連れが訪れる人気のスポットです。しかし、その広大さゆえに「どこをどう探せばいいのか」と迷う方も少なくありません。
秋ヶ瀬公園は、総面積約100ヘクタールにも及ぶ広大な敷地を持ち、その大部分が自然林や雑木林で構成されています。特に、カブトムシやクワガタが好むクヌギやコナラといった広葉樹が非常に多く、これらの樹木が分泌する甘い樹液は、夏の昆虫たちにとって重要な栄養源となります。
公園内には、湿地帯、小川、池なども点在しており、多様な生態系が育まれています。このような多様な環境が、カブトムシやクワガタだけでなく、様々な昆虫や野鳥の生息を可能にしています。人の手は適度に入っていますが、あくまで自然環境の保全が優先されており、それが昆虫たちの豊かな生息につながっていると言えるでしょう。
「ピクニックの森」や「子どもの森」では、昆虫採集に挑戦する親子連れが多く見られます。初心者でも安心して採集できる平坦で広い道が続いており、お子さんと一緒でも移動がしやすいのが特長です。日中は昆虫が樹の根元や木陰に隠れていることが多いため、午前中の早い時間帯や夕暮れ時の散策がおすすめです。
1.管理センターから西側、さくら草公園方面への雑木林エリア
- おすすめポイント: このエリアは、公園の比較的中央に位置しながらも、広範囲にわたってクヌギやコナラの大木が点在しています。特に、管理センターから西に向かって歩いていくと、徐々に人通りが減り、より自然に近い林が広がってきます。この奥まった場所ほど、大型の個体に出会える可能性が高まります。
2.野鳥園から北側(ピクニックの森方面)の林縁
- おすすめポイント: 野鳥園周辺は、湿地帯も近く、湿度が高く保たれる傾向があります。また、ピクニックの森方面は、広場と林が隣接しているため、日当たりや風通しが良い場所に樹液を出す木が見つかりやすいです。
3.公園の周縁部(荒川堤防沿いなど)の雑木林
- おすすめポイント: 広大な公園の周縁部、特に荒川の堤防に近い林も、意外な穴場となることがあります。人里離れた場所ほど、大型の個体が多く生息している傾向があります。
秋ヶ瀬公園は、その広大な敷地と豊富な自然環境がカブトムシやクワガタの生息に適しており、都市部にいながらも、本格的な昆虫採集を楽しめる魅力的なスポットです。管理センター周辺の雑木林や野鳥園北側の林縁、そして周縁部の林などが有望な採集ポイントと言えるでしょう。
また、秋ヶ瀬公園は水遊び場や遊具も整っているため、昆虫に興味があまりないお子さんでも一緒に楽しめる総合型ファミリースポットになっています。さらに、広い敷地内に複数の駐車場があり、公共交通機関ではJR「浦和駅」や「西浦和駅」からのアクセスが可能。駅から徒歩だとやや距離はありますが、バスや自転車の利用で快適に到着できます。
混雑状況についても、広大な敷地が分散効果を生んでおり、休日であっても比較的ゆったりと採集を楽しめる環境が保たれています。都市部にありながら本格的な昆虫採集ができる稀有なスポットで、まさに「穴場」と呼ぶにふさわしいスポットです。家族での夏の思い出作りに、秋ヶ瀬公園は非常におすすめできます。
【比企郡】嵐山渓谷(周辺の雑木林):クワガタにも出会える可能性大
嵐山渓谷
〒355-0225 埼玉県比企郡嵐山町鎌形2627
嵐山渓谷(らんざんけいこく)は埼玉県比企郡嵐山町に位置し、美しい清流と豊かな自然に恵まれたエリアとして知られています。春は新緑、秋は紅葉の名所として人気ですが、夏になると子どもたちにとっては“昆虫採集の聖地”にもなります。特に注目したいのが、渓谷周辺に広がる雑木林地帯です。ここにはクヌギやコナラなど、カブトムシやクワガタが好む樹種が多く自生しており、樹液の出る木を中心に多くの昆虫が集まります。
おすすめの探し方としては、「早朝または夕方の涼しい時間帯」に、幹や根元、日陰に目を凝らすこと。 昼間は土の中や木陰で休んでいることが多く、表面にはなかなか出てきません。そのため、樹液の匂いを頼りにして、低木の樹皮の割れ目や根本周辺に注意を払うのがポイントです。
特に嵐山渓谷バーベキュー場の奥や、武蔵嵐山駅から嵐山渓谷へ向かうハイキングコースの途中には、観光客があまり足を運ばない雑木林ゾーンが点在しており、「穴場中の穴場」として知られています。人が少ないため、自然環境も比較的手つかずで残っており、昆虫たちにとっては絶好の棲み処。地域の昆虫マニアの間では「夜8時ごろに現れる大型ヒラタクワガタが狙い目」といった口コミもあります。
さらに、嵐山渓谷の魅力は「自然体験の複合性」。川遊び、釣り、ハイキングなど家族全員が楽しめるレジャーが揃っているため、昆虫にあまり興味がない兄弟や保護者でも退屈しません。また、嵐山渓谷は駅からバスや徒歩でアクセス可能でありながら、都市部からは適度に離れており、夜でも安全に活動できる点も高評価です。
嵐山渓谷は、「アクセス良好 × 自然豊か × 穴場」という三拍子が揃った、まさに“埼玉県屈指のカブトムシ&クワガタ採集スポット”。ライトなファミリーから本格派の昆虫ハンターまで、幅広く楽しめる採集の名所です。涼しい服装・虫除け・ヘッドライトを用意して、夏の夜の冒険をぜひ満喫してみてください。
【川口市】川口自然公園:命が息づく、川口の森のオアシス
川口自然公園
〒333-0816 埼玉県川口市差間沼内
埼玉県川口市に位置する「川口自然公園」は、その名の通り、豊かな自然環境が保全されている都市公園です。見沼低地の湿地の特性を色濃く残し、周囲の雑木林と相まって、都会の喧騒を忘れさせてくれるような緑豊かな空間が広がっています。この環境は、夏になるとカブトムシやクワガタムシといった人気の昆虫たちが姿を見せることで、昆虫採集の隠れたスポットとしても注目を集めています。家族連れや昆虫愛好家が、身近な場所で本格的な自然体験と夏の思い出を作れるのが、この公園の大きな魅力です。
川口自然公園は、川口市の北東部、見沼田んぼと呼ばれる広大な緑地帯の南端に位置し、周辺は住宅地と緑地が混在する地域です。この公園の特徴は、クヌギやコナラといった広葉樹林が主体となっている点です。これらの樹木は、夏の暑い時期に幹や枝の傷口から甘い樹液を分泌し、これがカブトムシやクワガタをはじめとする多くの昆虫たちの重要な食料源となります。
また、公園内は散策路が整備され、清潔に保たれている一方で、公園の奥まった場所や、比較的人の手が入りにくいエリアでは、自然な状態の枯れ木や落ち葉が適度に堆積しています。これらは、クワガタの幼虫が育つための腐葉土の供給源となったり、カブトムシの幼虫が土中で成長するための良好な環境を提供したりしています。規模は大きくなくとも、このような里山らしい環境が、川口自然公園を都市近郊における昆虫の隠れた楽園たらしめているのです。
おすすめの採集エリアは、園内北側に広がる「自然観察の森」ゾーン。このエリアには湿度の高い林床が広がっており、樹液の出る木が多く、朝方や夕方には昆虫たちが集まりやすい環境が整っています。特に、早朝の5〜7時、または夕暮れ時の19時〜21時がカブトムシの活動ピークで、数匹同時に見つけられることも珍しくありません。
川口自然公園はアクセスが良く、気軽に立ち寄れる場所でありながら、本格的な自然観察・昆虫採集ができる点が、この公園の最大の強みと言えるでしょう。
【入間市】彩の森入間公園
都市型公園ながら自然林が残る一角にクヌギやコナラが点在。夜や早朝に訪れると高確率で昆虫に出会えるため、地域の子どもたちの間でも「カブトムシ採りの名所」として知られています。
【狭山市】智光山公園
自然体験学習エリアと動物園が併設されたファミリー向け大型公園。昆虫の生息環境が整っており、夏の昆虫採集体験イベントもあり。遊具や池も充実しており一日過ごせます。
【日高市】高麗川周辺の林
清流の高麗川に沿って広がる雑木林には、樹液を求めて集まる昆虫が多数。昼間は川遊び、夕方以降は昆虫採集と組み合わせて楽しめる、夏の家族レジャーに最適な自然スポット。
【東松山市】こども自然公園
東松山市にある自然教育施設で、園内にはクヌギ・コナラ林があり、カブトムシやノコギリクワガタが好む環境が整っています。野外活動のプログラムも豊富で、自然観察を楽しむ家族におすすめ。虫かご持参で訪れる子どもが多く、地域密着型の穴場的スポットです。
【川越市】伊佐沼公園周辺の林
伊佐沼は広大な水辺エリアですが、周囲に点在する雑木林では昆虫採集が密かなブーム。特に、樹液が出る木のそばにはカブトムシやコクワガタが集まりやすいです。夕方から早朝が狙い目。ピクニックついでに採集するのも◎。
【羽生市】羽生水郷公園
水生植物園が併設された自然公園で、湿地に近い雑木林エリアではクワガタの発見率が高め。夏のイベント時には、昆虫観察や生き物教室が開かれることも。園内は広く、静かな環境でのんびりと昆虫採集ができるのが魅力です。
【秩父市】羊山公園周辺の林
春の芝桜で有名な公園ですが、実は夏の雑木林エリアが隠れた昆虫採集スポット。クヌギやコナラが茂る丘陵地帯で、夜間は樹液に群がる虫たちを観察可能。山間部ならではの空気の良さと静けさも魅力。
【所沢市】西武園ゆうえんち近郊の雑木林
遊園地で遊んだあとに、近くの自然林で昆虫採集もできるという一石二鳥スポット。駅からのアクセスも良好で、昼間はレジャー、夕方から虫採りと組み合わせて一日満喫できます。特に地元民が通う採集エリアが点在しているため、地図を見ながら回るのがおすすめです。
【北本市】北本自然観察公園
埼玉県自然学習センターが併設され、昆虫の知識や採集のマナーも学べるスポット。くぬぎ林や湿地エリアもあり、カブトムシのほかトンボやカマキリなどの虫も多数。親子で知育+自然体験ができるのが魅力です。
【深谷市】わんぱくランド周辺
ふっかちゃんでおなじみの深谷市にある広大なレジャー公園。遊具や芝生エリアも充実していますが、園のはずれにある雑木林では自然に生息するカブトムシやクワガタに出会える可能性大。夏場は虫取り網を持った家族でにぎわいます。
【行田市】古代蓮の里周辺
蓮の花で有名な行田市の自然公園ですが、周辺には比較的手つかずの雑木林が点在。人が少ない分、昆虫の数は豊富。穴場感たっぷりで、夕方からの採集が狙い目です。蓮の見頃と重なる7月初旬は訪れる価値あり。
【上尾市】上尾丸山公園内の雑木林
ファミリーに人気の大型公園。池や広場もありながら、園の奥には静かな雑木林エリアがあり、昆虫採集ができます。「ホタルの里」もある自然豊かなエリアで、夏の夜はホタルとカブトムシの両方を楽しむことができる貴重なスポット。
【熊谷市】熊谷スポーツ文化公園
スポーツ施設や大きな遊具広場がある一方で、敷地内の北側には自然林やくぬぎの木が点在するゾーンがあり、虫採りスポットとしても知られています。人の少ない早朝・夕方が狙い目で、静かに採集を楽しみたい人にぴったり。
荒川彩湖公園【さいたま市】
広大な河川敷の一部に雑木林があり、カブトムシ採集の穴場とされる。
【川口市】川口市立グリーンセンター
施設内に自然観察エリアがあり、夜に観察する親子連れも。
【越谷市】越谷市総合公園
市街地から近いにもかかわらず、自然が多く残るエリアあり。
【さいたま市】三橋総合公園
園内の一部に林があり、タイミング次第で採れることも。
【桶川市】城山公園
小さな森や湿地エリアがあり、子どもたちの自然学習におすすめ。
【川島町】平成の森公園
広大な緑地と林があり、静かに虫探しができる穴場。
【さいたま市】大宮第二公園
くぬぎやコナラの木があり、虫取り網を持った親子連れに人気。
【戸田市】芦原たんぼ公園
穴場中の穴場。実は公園内に栗の木が生息していて運がイイとカブトムシやクワガタが採れる。
カブトムシ・クワガタ採集をもっと楽しむためのコツ
カブトムシ・クワガタ採集を成功させるには、場所選びだけでなくタイミングや準備も重要です。ここでは、実際に採りやすくなる時間帯や持ち物、子連れで訪れる際の注意点など、初心者でも安心して楽しめるポイントをまとめました。
活動時間を押さえよう!採れるのは夜〜早朝が狙い目
カブトムシやクワガタが最も活発に動くのは、気温が下がり始める夕方から夜間、そして日の出前の早朝です。特に夜の8時〜10時、朝の4時〜6時あたりがベストタイムとされています。この時間帯はカブトムシが樹液を求めて木に集まりやすく、ライトを使えば見つけやすさもアップ。早朝であれば子どもと一緒でも安全に楽しめるのでおすすめです。
持ち物・服装・虫よけ対策も大事
カブトムシやクワガタ採集に出かける際は、ライト付きのヘッドランプや虫かご、昆虫網は必須です。また、長袖長ズボンに帽子を組み合わせ、肌の露出を避けることが大切。特に夜間の雑木林では蚊やブヨが多いため、虫よけスプレーやかゆみ止めも持参しましょう。足元は滑りにくい運動靴がおすすめで、ぬかるみ対策にレインブーツを持って行くと安心です。
子ども連れにも安心なスポットを選ぶためのチェックポイント
小さなお子さまと一緒にカブトムシ・クワガタ採集に出かけるなら、まずは「整備されたトイレがあるか」「駐車場が近いか」「街灯や足元の明かりがあるか」など、安全面を重視して選ぶことがポイントです。また、滑川町の国営武蔵丘陵森林公園や、三芳町の三富今昔村のようにイベント開催や施設スタッフのサポートがある場所なら、初めてのファミリー採集でも安心して楽しめます。
まとめ:埼玉の自然を感じながら、夏の思い出を作ろう!
埼玉県内には、雑木林や自然公園などカブトムシやクワガタが暮らす環境が多く残っています。混雑を避けた穴場スポットを狙えば、ゆっくりと自然を満喫しながら採集ができ、家族の絆も深まるはずです。準備をしっかり整えて、安全・快適なカブトムシ・クワガタ採集に出かけてみてください。夏の早朝に聞こえる虫たちの音や、子どもの笑顔はきっと一生の思い出になりますよ。
お読みいただきありがとうございました。